いずれ死ぬということについて

人間はかなりの確率で「いずれ死ぬ」。

そのことについて、一体どれだけの人が、どれだけの時間を割いて考えているだろうか。多分、漠然とした恐怖や不安を感じていても、真面目に時間を割いて考える人は少ないのではなかろうか。

理由は幾つかある。

まず、「考えても必ず死ぬ」ということ。つまり、プロセスに関わらず結果が同じであるから、プロセスを考慮する時間が無駄だということ。これはきっと大きい。そして、大前提にもなっているだろう。

それから、「他にもっと考えることがある」ということ。つまり、先ほどの大前提が真とするならば、そんなことよりも、雑多な目の前のことや、(仮に生きていれば)将来やりたいこと、目標などについて考えるほうが、有意義だという考えもあるだろう。

それ以外にも、「はなから死について考えない」人もいるだろう。そういう人はきっと「死」が興味の対象にならないようになっているのだろう。

あとは日本には少ないかもしれないが、死後の世界や、最後の審判を信じている人もきっといるのだろう。

他に、どういう救いがあるだろうか。